旧井上房一郎邸~高崎街中のオアシス
高崎市美術館に行くと、併せて入ることができる「旧井上房一郎邸」。
高崎市の文化振興に貢献した井上房一郎が、建築家アントニン・レーモンドの自宅を再現した形で。
設計・建築した建物です。
アントニン・レーモンドは、群馬音楽センターを設計したモダニズム建築の第一人者で。
井上房一郎と親交がありました。
私は、高崎市美術館に行く必ず、旧井上邸(=旧井上房一郎邸)にも立ち寄ります。
落ち着いた、深い茶色の平屋建て。
柱に縁側、窓枠と一つ一つに至るまで。
格調高く、すっきりと。
趣深い佇まいに。
ふっ…と、自身の中で張り詰めていたものが。
解けるのを、感じるのです。
旧井上邸には、中庭(パティオ)のスペースから入ります。
中庭の両側に部屋があり、廊下で結ばれている構造です。
先日行った時、入口で見かけた千両。
赤い実と緑の葉が「差し色」となって。
邸宅を一層、引き立てていました。
入って右側(美術館側)は、暖炉もある居間スペース。
反対の左側はソファベットもある、寝室スペースとなっています。
寝室の奥には和室が。
このシンメトリー(対称)の美しさも、たまりません。
縁側のガラス窓から差し込む、冬の光もまた。
何とも言えない、趣があります。
どこを切り取っても絵になり。
行く度に、新たな感動がある旧井上邸。
美術館の企画展で、作品の展示がされることもありますが。
展示されていない時でも、立ち寄りたい。
それは、街中のビルに囲まれた、癒しの空間。
茶室のある庭園を、ゆっくり散策するのも、一興です(^▽^)
旧井上房一郎邸
高崎市八島町110-27
(高崎市美術館内)
TEL:027-324-6125(美術館TEL)
開館時間
・12月~2月 10:00~17:00
・3月~11月 10:00~18:00
(入館は30分前まで。閉館時間は美術館と異なります)
休館日
・月曜日(祝日の場合は翌日)
・祝日の翌日
(その他展示替期間や年末年始。美術館に準じます)
※写真撮影は、企画展の展示がある時は撮れない場合もあります。
※また、今回の写真は、昨年(2016年)5月と今年(2017年)1月のを組み合わせています。今年1月に撮ったものは、3,7,9枚目と最後の12枚目です。
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